前回の記事で株価は何故上がるのか?下がるのか?を話しました。
その時に、一株益が大きく関係していることを話しましたが、成長銘柄には当てはまらないと言いました。
では、どうすれば良いのか?今回の記事で僕なりの答えを記載していきます。
どうなれば株価が上昇・下落するのか?はいくつもの条件があるため、全てを書くと複雑になりすぎます。
そのため王道のパターンのみ紹介していきます。
目次
成長銘柄も同じく一株益が株価に与える影響が大きい
成長株投資でもそれ以外の投資でも、基本は「一株益」が重要であると思っています。
一株益が増えると株価が上がるし、一株益が減ると株価が下がる。
ですが、成長銘柄の場合では一株益が増えているのに、株価が下がることが多い。
その理由は、既に期待されすぎて株価が吊り上がっているため、期待を超える一株益の増加でないと株価が上がらないからです。
期待通りか否かは、アナリストが出しているコンセンサスが基準となっています。
期待を超える業績って難しいですし、超えたとしても「次!次!」と際限なく期待され、いずれは・・・
結局は下がるので、買われすぎている銘柄は短・中期投資が好ましいです。
僕は成長株を長く保有して、大きな利益を得たいと思っています。
長期成長株投資を考えると、買われすぎている銘柄には手を出さないのが「吉」。
今回は長期成長株投資の場合は、どんな時に成長銘柄が上昇するのか?以下の項目に分けて解説。
チェック
① PER・PBRは何倍までなら許容範囲なのか?
② 業績の安定性
PER・PBRは何倍までなら許容範囲なのか?
買われすぎている銘柄って何?と思う方に、僕が見ている指標の一部を紹介します。
それが「PBR」です。
PBRは企業が保有している資産に対して、何倍まで買われているのか?を表します。
期待されている成長銘柄になると、PBR10倍以上は当たり前。
なかにはPBR80倍を超える銘柄もあります。
そんな銘柄には投資家の買いが集中して、Twitterでも取り上げられるから「欲しい!」と錯覚します。
これらは罠なので手出しNGです。
その他にも、PBR4倍を超える銘柄に手を出すのもNG。
僕はかつてPBR5倍~15倍でも大丈夫と思って手を出していました。
結果は株価半減、酷い銘柄だと80%減にもなりました。
その時に実感したのが、PBR4倍以下の銘柄に手を出すことがベストだということ。
理由は、いくつもの過去10倍株を達成した銘柄を見た結果、PBR4倍以下から息が長く上昇している銘柄が多かったからです。
☆PERは重要視しない。
何故なら、成長銘柄は先行投資で一株益が低く抑えられているため、信ぴょう性が薄いからです。
ただ、上場して5年以上経つ銘柄に関しては、PERを見ることがあります。
その匙加減は、決算資料で先行投資の強弱を予想して判断するしかありません。
業績の安定性
業績の安定性も重要な項目。
ゲーム関連・バイオなど業績の上下が激しい銘柄や、競争の激しい業種は避けます。
1年後・2年後も継続して売上を伸ばし、利益も得られる銘柄に手を出します。
「一貫性のある銘柄」がオススメですね。
過去5年~10年の業績を見て、継続的に利益を伸ばしているかどうかを確認します。
上場して間もない企業であれば、中期経営計画の有無も重要ですね。
僕は上場5年未満の成長銘柄を好んでいるため、中期経営計画を出している銘柄を重要視しています。
あなたの購入した銘柄はどうですか?
指標が低く、利益を積み上げられれば株価は勝手に上がっていくと思っています。
もし自分の購入している銘柄の指標が低く利益を積み上げているのに、株価が上昇しない!となっていた時。
「何か」が足りないのだと思います。
その「何か」はあなた自身が考えて発見するしかありません。
例えば「不動産銘柄に投資をしている。ROEの数値が低すぎる。全体的な相場の低迷」など・・・。
(※不動産銘柄は業績が良くても低PBRであることが多いため。)
思い返して、大きな不安要素は無さそうだなと思った時。
それは買い増しのチャンスである場合も当然ありますよね。
成長銘柄に投資をする時は、こんな感じで考えながら投資をしています。
特に過去の10倍株はどうだったのか?を調べるのがオススメです。
検索してみてください。