こんにちは、かぶゆめ速報です!
今回は綿半ホールディングスの株主優待拡充の話になります。
結論から言うと優待は魅力的で欲しいですが、利回りはそれほど高くない。
株価はある程度まで上がるでしょうが、めちゃ上がる感じではなくジリジリ時間のかかる感じになると思います
では早速、綿半ホールディングスの話に移りましょう!
目次
【3199】綿半ホールディングスの事業内容
★長野県を地盤としたホームセンターと建設事業が中心となってます。
ホームセンター事業を行っているので、コロナウイルスの影響により売り上げの増加が見込まれます。
巣ごもり生活で、食品や生活雑貨が売れてますからね。
最近、決算のあった【7516】コーナン商事のように良い決算が出てくる可能性は捨てきれません。
綿半ホールディングスの株主優待拡充内容と変更前の株主優待
綿半ホールディングスの株主優待は以下のようになります。
この中から好みの優待を1点選びます。
権利確定月 | 9月 | ||
株価 | 2,018円(20/7/22) | ||
配当利回り | 1.8% | ||
優待利回り | 0.99% |
株主優待 | |||
変更前 | 変更後 | ||
①ブルーカード1年間ポイント3倍
②お茶お菓子詰め合わせ ③PBブランドキッチン用品詰め合わせ ④PBブランドスキンケア用品詰め合わせ ⑤北信州みゆき米「幻の米」5キロ ⑥信州飯田贅沢味噌詰め合わせ ⑦信州りんごジュース詰め合わせ ⑧2,000円分の社会貢献寄付 |
①2000円チャージ済みプリペイドカード「goca」
②煎茶セット ③PBブランド日用品セット ④PBブランドスキンケア用品セット ⑥わたぴーグッズ ⑦佐久産コシヒカリ「浅間の恵み」5キロ ⑧信州飯田二年熟成味噌セット(500g×3個) ⑨信州りんごジュースセット(りんごジュース1,000ml×3本) ⑩2,000円分の社会貢献寄付 |
優待のイメージは公式サイトより確認が可能
個人的に株主優待は魅力的です。
生活用品や食品など、自分が必ず使うものを選べる点に優待品としての質の高さを感じます。
家の近くに綿半の店舗があるならプリペイドカードを選択しても良いでしょう。
2,000円で自分の好きな商品が買えますし、ポイントが2%付くからお得度が高いです。
気になる点は「配当利回り+優待利回り」が低い点です。
両方を合わせても2.79%しかありません。
平均よりは随分出している方ですが、4%は欲しいなぁと思いました。
綿半ホールディングスの株主優待を受け取る時の注意点
注意ポイント
★毎年4月1日~9月30日までの任意の日&9月30日の株主名簿に名前が記載されているのが確認された株主に株主優待を発送予定
つまり、権利付き最終日の一瞬だけ株を保有している人には株主優待を渡しません。と言うことです。
権利付き最終日の一瞬だけ保有の株主と、ずーっと株を保有して応援してくれている人が同じ優待を受け取れるのは不思議な話ですからね。
そういったファンを守るためにも、この制度は良いと感じました。
優待品が届く時期
★11月下旬に株主優待の案内が届きます。
★商品を選んで返信後、12月下旬以降に商品が届く予定。
商品の発送は株主優待の案内の返信時期次第で変わります。
綿半ホールディングスの株価チャート
株主優待拡充が発表された日の日足チャートになります。
拡充発表翌日は2,000円を超えてきています。
少し重たいであろう2,000円のラインを優待拡充のサプライズで超えさせましたね。
綿半ホールディングス:日足チャート
週足では75週移動平均線が抵抗線となっているので、2,000円近辺で折り返すかもでしたが、優待拡充の情報により抜けてきそうです。
綿半ホールディングス:週足チャート
直近は下降トレンドでしたが、上昇に転じてきそうなチャートをしています。
綿半ホールディングス:月足チャート
綿半ホールディングスの財務諸表を見て
株主優待が好きとか、綿半ホールディングスを応援したい!以外で購入する必要はないと思います。
特に儲ける目線で言うなら、他にいくらでも魅力的な銘柄があるので買う必要が無いでしょう。
綿半ホールディングスの財務諸表を見て、以下のようなものを作ってみました。
青色が良好な数字で、赤色が悪い数字です。
目安の数値は以下の本を参考にしたものと、僕個人がこれくらいは欲しいと思って記載したものになります。
この本は買い推奨、何がどんな数値を示せば良いのか?との理由とは、、、まで書いているので参考になりました。
優良企業と比較をした数値になるので、求める数値が高くなっている部分があります。
数値が悪いものについて考えてみました。
粗利益率・純利益が売上高に占める割合
ホームセンターはモノを仕入れて販売するスタイルなので、粗利益率や純利益が売上高を占める割合が大きくなるのは仕方ないですね。
仕入れる原価が高いから、粗利益率が悪くなって純利益にも響いています。
同じ商品を販売する会社でもバフェットの持っているコカ・コーラのように自社で商品を作って販売した方が効率が良いでしょう。
課題はPB商品を充実させることでしょうか。
参考までに他のホームセンターの粗利益率です。
【粗利益率】
コーナン商事(38%)、コメリ(35%)、DCMホールディングス(34%)
他の同業種と比較しても粗利益率が低いのが分かります。
計算方法:売上総利益/売上高×100=粗利益率
計算方法:純利益/売上高×100=純利益が売上高に占める割合
売掛金の割合
売掛金の割合(数値が低い方が良い)
【売掛金の割合】
コーナン商事(9.3%)、コメリ(5.8%)、DCMホールディングス(19%)
ツケ払いの割合と言えば良いですかね、それが他社は上記の数値になっています。
資金回収力も、もう人踏ん張り!ってところです。
計算方法:売掛金/売上高×100=売掛金が売上高に占める割合
負債比率
借入金の割合になります。
計算方法:負債合計/純資産合計=負債比率
事業活動をする時の資金を、銀行からの借り入れで賄っているような状態だと思います。
多少高くても、数値が年々減っている様なら問題ないですけどね。
全ての数値に言えることですが、過去何年間と比較してどうなのか?を見る必要があります。
ちょっとめんどくさくて・・・単年度のものしか見ていませんが、興味のある数値であるなら今後見て行こうと思います。
株主資本利益率(ROE)
会社が株主のお金をどれだけ効率良く事業に回せているのかを測る指標です。
海外投資家の方に人気の指標ですね。
10%程度だと普通くらいです。
優良企業となると10%後半や20%を超える数値を出しているのも少なくありません。
有名な数値なので計算するまでもなく、銘柄の情報をみるとPERやROAと一緒に書いてあります。
よって綿半ホールディングスはジリジリ上がっていく
過去に大きく期待されて上がっていた反動で大きく下落している状態にあります。
実力以上に株価が買われていたので、下落は必至でした。
しかし今は株価が下げ切った感があり、逆に下げ過ぎている分を戻す流れになると思います。
数値的には微妙でしたが、大元となる売上高が拡大傾向にあるため、低成長ながらもジリジリと株価が上昇するのではないかな。
投資をするうえで重要なのは”一貫性”だと本を通して学びました。
綿半ホールディングスの売上高を見ると、ジリジリではありますが、一貫して上昇しているのが分かります。
そんな銘柄は予想も立てやすいので、投資対象としてはアリだと言うこともできます。